幼稚園教諭の教員免許更新をわかりやすく解説|手続きと流れ

教員免許更新幼稚園の先生の部屋
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幼稚園の教員免許更新は正直言ってなかなか面倒です。

しかも更新時期になっても誰も教えてくれませんし、申し込みも受講も申請も全て自分でやらねばなりません。

 

こちらの記事では、そんなわかりにくい教員免許更新の手続きの流れと注意点について出来るだけわかりやすくまとめました。

 

更新のタイミング、受講申し込みに必要なもの、受講の流れ、免許更新にかかる費用など免許更新に不安がある方はどうぞご覧ください。

 

目次から気になる箇所までジャンプすることができます。

 

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幼稚園教諭免許更新の流れ

 

最初に教員免許更新の流れをざっとまとめておきます。

 

  • 修了確認期限の確認(自分が更新講習を受けるタイミングがいつか確認する)
  • 更新講習の受講申し込み(県で指定されている大学などの更新講習開設者又は放送大学などの通信講習開設者に申し込む)
  • 更新講習受講(受ける講習開設者によって毎回試験があったり全ての講習を受けた後まとめて修了試験を行なったりと様々)
  • 更新講習修了確認申請(県の教育委員会に届け出をする)
  • 修了確認証明書の交付

 

 

もう一度言っておきますが、更新時期になっても誰も教えてはくれません。

申し込みも受講も基本的に全て自分で行わなければなりません。

そう、教員免許更新は全て自己責任なのです!!

 

安心してください、無事に更新出来るように、一つずつ詳しく説明していきます。

 

修了確認期限の確認

 

まず最初に自分が免許更新をするタイミングと期限を調べましょう。

 

知っておくべき点は以下の2点。

 

  • 免許の更新期限は免許取得から10年ごとにやって来る。
  • 免許更新は更新期限の2年前から受けることができる。

つまり免許を取得した年から8年後が免許更新のタイミング。

 

免許を取得した8年後から10年後の間に免許更新を済ませましょう。

  • 申請をすれば期限の延期をすることも可能です。
  • 更新をしないまま期限が来ると免許は停止となりますが、免許の更新をすれば復活します。

 

自分が免許更新の時期にあたるのか不安な方や教員免許が執行していないか心配な方は、文部科学省のHPに教員免許状の有効期間確認ツールが公開されておりますのでそれでチェックしてみると安心です。

 

教員免許状有効期間確認ツール(文部科学省)

 

更新講習の申し込み

 

免許更新講習の申し込みについて知っておくべきこととその流れについて説明します。

 

幼稚園教諭の免許更新に必要な更新講習の講義数

 

幼稚園教諭の免許更新に必要な講義数は

  • 必修領域 6時間
  • 選択必修領域 6時間
  • 選択領域 18時間

合計30時間です。

 

それぞれどんな講義があるのか、選択できるのかは、受講する場所によって異なるので、自分がためになりそう、興味がありそうだと思う講義を選択しましょう。

 

申し込みをする場所

 

更新講習を受けられる場所はいくつか選択肢があります。

都道府県によりますが、主なところをあげると

  1. 教員免許更新講習を請け負っている大学
  2. 私立幼稚園協会
  3. 通信制の機関

 

などが挙げられます。まずは自分の都道府県の教育委員会のHPで受講できる場所(開設者)を調べましょう。

 

ざっくりそれぞれの説明すると

大学や幼稚園協会の講習は決められた日時に決められた場所へ行き、数日で30時間の講義を受ける形

通信制は家で空いた時間にスマホやPC、テレビなどで動画を視聴して1ヶ月で30時間の講義を受ける形

となります。

(都道府県や選択する通信機関によって多少ちがいはあります)

 

どちらもトータルの講義数や講義時間、受講費用は変わりません。

 

私は放送大学の通信でとりましたが、倍速で再生できたり何度も聴けるというメリットと、30時間を1ヶ月間こつこつ単調な音声を聴くのが辛いというデメリットがありました。

 

何月何日に〇〇大学で6時間講義を受ける。というのと、1週間家で6時間分講義を視聴する。というのを想像してどちらの方が自分に合っているか考えるといいかもしれません。

 

私は幼い子供がいて、土日も夫が仕事で子どもを預けるあてが無かったので通信にしました。

 

申し込みに必要な書類

 

申し込みにはそれぞれの講習開設場所から指定される申込書の提出が必要です。

 

申込書には自分が働いている園、もしくは働いていた園の園長先生から公印を押してもらう箇所があるので、期限に余裕を持って進めましょう。

 

ほとんどの場合申込書と一緒に幼稚園教諭の免許状のコピーの提出も求められるので、押し入れの奥から引っ張り出しておきましょう。

(どうしても免許状が迷子になってしまった場合は都道府県の教育委員会に連絡して代わりとなる証明書を発行してもらうことも出来ます)

 

申し込みにかかる費用

 

免許更新講習は幼稚園教諭の更新に必要な講義数分を受けると3万円+最後に教育委員会に3500円の収入証紙の提出が必要です。

申し込みの時点で3万円は準備しておきましょう。

 

更新講習の受講

 

申し込みをして、お金を振り込むと受講がはじまります。

それぞれの講習を受ける場所のHPで日時を確認し、抜けることがないように受講しましょう。

 

受ける受講場所によって毎講義ごとにミニテストがあったり、全ての講義を聞き終わってからまとめて試験があったりと様々です。

 

更新講習修了確認申請

 

全ての講義を聞き終わり、受けた受講場所から修了証明書を受け取ったら都道府県の教育委員会に、更新講習修了確認申請をします。

 

現在幼稚園で働いていれば園の園長先生を通して提出しますが、働いておらず退職後でしたら、直接都道府県の教育委員会に提出します。

郵送先や必要書類は各都道府県の教育委員会のHPで確認しましょう。

 

長野県は

  • 受講したところから受け取った修了証明書
  • 教育委員会のHPからダウンロードできる更新講習確認申請書
  • 幼稚園教諭の免許状のコピー
  • 収入証紙3,500円

を送りました。

 

修了確認証明書の交付

 

都道府県の教育委員会から講習が修了していることを証明する修了確認証明書が送られてきます。

(申請書類の受理から2〜3ヶ月かかります)

 

証明書の再発行はしていない都道府県も多いので無くさないように大事に保管しておきましょう。

 

幼稚園教諭の免許更新手続きの注意点

 

幼稚園教諭の免許更新手続きの注意点は以下の通りです。

 

とにかく期限に余裕を持って

 

ここまで読んでいただいたらわかると思うのですが、正直とても面倒な手続きが多いです。

しかも自分だけでなく、園の園長先生にお願いしなければならない点も。

とにかく期限に余裕を持って進めましょう。

 

幼稚園教諭は特に講習の受験場所と受験科目をよくチェックして

 

免許更新は当たり前ですが、幼稚園教諭だけでなく他の学校の先生も行います。

講習の場所によっては、幼稚園関係の講義が受けられないところもあります。

もちろんどうしても幼稚園関係の講義を受けなければならないわけではなく、他の講義を選択してもいいのですが、せっかくなら幼稚園に関係する講義を選択したいという場合はよくチェックしてから受講しましょう。

 

幼稚園教諭の教員免許更新が無事に終えられるよう応援しています

 

今回は幼稚園教諭の教員免許更新の手続きについてその流れをまとめました。

 

正直なかなか大変ですよね。

 

しかし更新しなければ免許が使えなくなってしまうので、今後幼稚園で働く可能性があるのならどうしてもやらねばなりません。

期限に余裕をもって、出来るだけスムーズに進めていきましょう。

 

無事に終えられることを祈っています!!

 

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