幼稚園の先生の記憶力はすごい?園児だけでなく保護者の顔も覚えている秘密

先生が保護者の顔を覚えている秘密パパママの部屋
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こんにちは!!元幼稚園教諭、記憶力には全く自信がないくまこです。

 

今回はこの疑問を取り上げます!!

先生!!パパの顔まで覚えているの!?

これには先生たちの隠れた努力と長年の癖みたいなものが隠れているのです

 

今回は、私が勤めていた園での体験談を紹介します。園によって方針もやり方も違いますので、全ての幼稚園が紹介する方法をとっているとは限りません。一つの経験談として読んでいただけると幸いです。

 

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先生が顔と名前を事前に覚えていることに隠された努力

 

実は私ものすごく記憶力悪いんです。

新学期前の春休み期間。私は職員室で大量の資料に囲まれておりました。

 

実は幼稚園の先生にはほとんど春休みはありません。

新学期に向けての準備が着々と進められています。

一番最初に渡されたのが新学期から私が担任を持つ予定のクラスの 子どもたちの顔写真付きの名簿一覧でした。

 

そう、まだ会ったことがない子どもたちの顔と名前を一致させる ことからすべては始まるのです。

時に同じ名前の子がいたり、なんだか顔が似ていたり、そもそも双子だったりするわけですが、どの子もそれぞれ大切なクラスの一員。

入園式や始園式で、「○○ちゃんおはよー!!」と言えるように、最大限努力します。

もちろん名前と顔を一致させるだけでなく、一人一人の調査票に目を通し、好きな遊び、保護者の方の心配事なども頭にイン!!

靴箱や棚に一人一人のお名前シールを貼りながら、それぞれの顔を思い浮かべます。

 

記憶力が悪い私は本当に何度も何度も目を通し、最初の一年目は覚えるだけでもかなり大変でした。

 

私の園では、名簿には子どもの写真しかありませんでしたので、事前に覚えておけるのはお子さんたちの顔だけでしたが、こもくまさんの園ではご両親の写真も提出だったのですかね。

そうなると、ご両親のお顔も事前にある程度覚えてある可能性が高いです。

 

入・始園式、参観日はみなさんの顔を覚えるチャンス

 

新学期の始まりの入・始園式

私の園では事前に保護者の顔を知っておくことはできなかったので、覚えておいたお子さんのお顔を確認しつつ、今度は保護者の方とお子さんを一致させていきます

もちろん当日はお子さん中心ですので、その場で全ての方を覚えることは出来ませんが、出来る限り覚えます。

 

その後、登場するのが集合写真です。

私の働いていた園では、入・始園式に、必ず保護者の方も入れて集合写真を撮りました。

後に各ご家庭にも配布されるのですが、その前に手元に届くのは各クラス担任。

私の園では、集合写真に、どなたがどのお子さんの保護者の方なのかわかるように、写真に写っている順にお名前を並べた名簿を付けて、各ご家庭に配布していました。

 

ということは、どういうことかわかりますね。

 

保護者の方の顔と名前が一致していないとこの名簿が作れないんです。

覚えざるを得ないような仕組みがあったのです。

 

どうしてもわからないときは、

  • 兄弟がいれば兄弟の子を担任に持ったことのある先生にきく
  • 園で行われていた未就園児の会に来ていた子がいれば、未就園児の会担当の先生に聞く
  • 次の日からお迎えで来る子ならばお迎えできたときに、保護者の方の顔を再確認
  • 最後の一人は消去法で判明させる

といった努力をします。

 

あとは父の日付近にある父親参観・敬老の日付近にある祖父母参観で、パパやおじいちゃんおばあちゃんの顔も覚えていきます。

 

最初のうちはなかなか覚えられずに苦労するのですが、なんせ、覚える努力を最大限しますので、自然と意識して覚えるようになっていくんです。

 

年に1,2回しか顔を拝見しない方も記憶するくらいですから、たまに送り迎えに来られているようであれば、確実に記憶されているかと思います。

 

しかも私の働いていた園では、お迎えの子は、前園児門の前に並んで、保護者の方が来た子から、お迎えの係になった先生が子どもの名前を読んで受け渡していました。

このお迎えの係の役割は、全ての先生に回ってきますので、日にちを重ねるごとに、自分のクラスだけでなく、幼稚園中の園児の保護者の方の顔を覚えていくわけです。

私の働いていた園は1クラス25人、各学年4クラス、お迎えの子が各クラス3分の1はいたので、少なくとも、100人のお子さんと保護者の方の顔と名前は覚えていたわけです。

毎年入れ替わるわけですので、すごい数ですよね…。

ブランクのある今はもう無理だわ…。とても覚えられない…。

 

保護者の方の顔を覚えるのは実はとても大切な業務

 

保護者の方の顔を覚えることは、もちろん信頼関係を結ぶ上でも大切なことなのですが、実はもう一つ大切な理由が。

 

それは、防犯上の面です。

世の中には怖いことを考える方がいらっしゃいます。

もし、保護者のふりをした全くの他人がお迎えに来てしまっていたら…。

間違えて受け渡してしまうことは絶対にあってはならないことです。

 

園に来るのが初めてのパパが迎えに来たときは、隠れてこっそり、「あれは〇〇ちゃんのお父さん?」と子どもに再確認することも。

年少さんでまだあまりはっきり自分の意見を言えないような子の場合は、お母さんに電話で確認することもあります。

 

実際一度、シングルマザーのお母さんの彼氏さんがお迎えに来られたことが。

お子さんは知ってる人だと言っていましたが、園の方でパパさんが迎えに来ることは無いと理解していたので、本当に受け渡しても大丈夫なのか、お母さんに確認の電話をいれたということがありました。

 

園に来たことがない方がお迎えに行かれる場合は、事前に一言お伝えいただけると助かるのではないかなと思います。

また、シングルマザーの方で、パパさんの方には受け渡して欲しくないという特別な理由がある方は、園の方に伝えておいていただくことをおすすめします。

 

まとめ:幼稚園・保育園の先生は顔を覚えるのにかなり努力している

 

今回は、なぜ幼稚園の先生がたまにお迎えに来るパパの顔まで覚えているかの謎に迫りました。

ただ、ここで声を大にして言いたいのは

 

先生も人間なので覚え間違えることもあります!!

 

顔は拝見したことがあるので、保護者の方というのはわかるのですが、あれっ〇〇ちゃんのパパだっけ?それとも〇〇ちゃんのパパだったっけ?

と記憶が入れ違ってしまうことも最初のうちはあるんです。

 

すみません…!!

 

決して覚えているのが当たり前だとは思わないでください…。

特に新任の先生や逆にお年を召した先生はなかなか覚えられません…。

それでも努力しているはずなので、もし、先生が自分の顔を覚えていてくれたら、そこには秘密の努力が隠れているんだってちょっと頭の片隅においておいていただけると嬉しいかもしれません。

 

あと、きっと保護者の方同士でも、最初はお互いの顔とお子さんの顔一致しなくて大変だろうなって思っていましたが、こっそりきいてみると、「集合写真についてた名簿で必死に覚えたんですよ」って声聞いたことあります。

お互い頑張りましょう!!

 

頑張って名簿作ってよかった…。

 

以上、幼稚園の先生がお子さんだけでなく、保護者の方の顔も覚えていることに隠された秘密でした!!

コメント

  1. こもくま より:

    先生方の努力のたまものだったのですね!覚えてくれていると安心だし、単純にうれしいってのもあります。あんまりイメチェンして親も先生方を困らせないように気をつけますね。
                                   

    • くまこくまこ より:

      コメントありがとうございます(*´∀`*)
      お一人お一人大切にするためにも、顔を覚えるということは重要なことですね!!
      確かにガラッとイメチェンしていたら動揺してしまうかもしれません笑
      ご質問ありがとうございましたー!!